風邪のひきはじめは、上手に汗を出して、温かい飲物をとって治してください。
漢方では汗を出して風邪を治すことを解表といいます。
寒気、頭痛、発熱が風邪のひきはじめの代表的な症状ですが、汗がすでに出ている人は、桂枝湯(45)を服用し、汗が出た分を重湯など温かい飲物で補充してください。
熱が出ても汗が出ない人は葛根湯(1)、あるいは麻黄湯(27)を3〜4時間毎に汗が出るまで服用してください。汗を出すのを漢方薬が手伝います。
発汗とともに風邪が良くなるでしょう。汗が出た後は脱水に成らないように、温かい飲物をとってください。
関節の痛みを伴う人は麻黄湯(27)の方がいいでしょう。
麻黄湯(27)と葛根湯(1)は、麻黄と言う胃にもたれる生薬が入っていますので胃腸が弱い人や、続けて服用する方は注意してください。また、前立腺肥大症の方はおしっこが出にくくなることがありますので注意をしてください。
このような胃腸が弱い方などは、麻黄が入っていない参蘇飲(66)が良いでしょう。しかし、発汗作用は少なくなります。
病気などでからだが少し弱っている方が風邪をひかれたときは麻黄附子細辛湯をおすすめします。細辛はくしゃみにも良く効きます。
くしゃみなど鼻炎の症状が強いときは小青竜湯(19)が有効です。
寒気を伴わない人は葛根湯が(1)がいいでしょう。
せきが出る人は桂枝湯(45)と麻黄湯(27)を合わせた桂麻各半湯が有効ですが、半夏厚朴湯(16)や麦門冬湯(29)を頓服された方がよいでしょう。
のどの痛みには桔梗湯(138)が有効ですが、時には抗生物質との併用が必要になる時があります。
4〜5日を経過した風邪は気管支炎や肺炎を伴ってくる場合がありますので医師に相談してください。
さて、あなたの風邪のパターンはどのタイプでしょう。
自分を見つめて風邪のひきはじめに対処してください。